40代からの学び。(読書編)

バランスアップ部

今日は、最近読んだ中で、自分の40代からの学びにつながる本を紹介します。

①本の紹介

自分の小さな箱から脱出する方法価格:2444円
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ザグラム社という会社に、競い合っている某社から何度も面接を受け、ついにザグラム社のプロダクト・ラインの一つを率いることになった主人公トムと、ザグラム社の会長の右腕のバドとのミーティングの話です。

最初に「自己欺瞞(じこぎまん)」という言葉が出てきます。

この本の重要な言葉です。本の中では、この「自己欺瞞」=「箱の中に入っている」という言葉で表しています。

自己欺瞞とは、自分で自分の心を欺くことです。

本でいう「箱」とはなんなのか。

そのヒントとなるのが、

自分への裏切り

→自分がほかの人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。

→いったん自分の感情に背くと、周りの正解を、自分への裏切りを正当化する視点からみるようになる。どんどんと全ての思考や感情が何をしようと自分が正しい、と、主張し始める。

などといった内容が書かれています。

そして、最後にこんな言葉が

父を息子から引き離し、夫を妻から引き離し、隣人と隣人を隔てるもの、それと同じものが、同僚と同僚を隔てているんだ。

会社がうまくいかないのも、家族がうまくいかないのも、原因はみな同じ。それも当然。なにしろ、わたしが抵抗している相手、つまり同僚たち自身も、父であり、母であり、息子であり、娘であり、兄弟であり、姉妹なんだから。

家族も会社も、人間が集まってできている組織なんだ。-中略-

こちらが箱から出て仲間に加わらない限り、共に働いたり、暮らしている人間の人と形(なり)を知ることは、できないんだ

という言葉で締めくくられています。

②学びにつながること。

ミーティングを通じて、自分の感情のコントロールするというよりも、根本的な考えを変え、今までとは違うとらえ方で物事を見る。モノではなく、人を見る。そのように進んでいきます。

そもそものぎくしゃくする何かの原因が、自分そのものにある。自分の自分への裏切りから始まっている。

ずしりと来ます。ちくりとも。

③最後に

誰かと接するとき、私はきちんと人として接しているのか。きちんと向き合っているのか。振り返るきっかけとなりました。

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